1. 救命医の仕事内容とキャリアパス

救命医の仕事内容とキャリアパス

命に関わるあらゆる業務を担う救命医

救命医の仕事内容を一言で言ってしまえば、人の命を助けることです。
究極は、これ以上でも以下でもないでしょう。
ただし、運ばれた患者を必ずしも助けられるとは限りません
既に手の施しようのない患者が運ばれてくることも少なくないため、出来る事が限られているケースも多々あります。
ですから、人の命を救うために最善を尽くすこと、と言えるのではないでしょうか。
そのために備えるのも、救命医の担う仕事であり役割となるでしょう。

院内急変への対応、事件や事故現場など院外での活動、それに備えることも救命医には欠かせない仕事となります。
ドクターヘリドクターカーを抱えている病院で働く場合には、それに応じた能力や準備も求められます。
患者の命を救うには適切な診察が必要ですが、特に初期診療は欠かせないスキル
日々そのスキルを磨くことも忘れてはいけません。

緊急を要する場面では、冷静な判断と重要な決断を任されるため、迷っている暇などなく、常にベストを尽くすことも重要です。
そのためにコミュニケーションを図ることや、また、全ての救命医が統率力を備えておく必要もあります。
救命の仕事内容は技術的なものや事務的なものだけではなく精神面にも及び、心身ともに安定した状態を整えておくことも含まれるのです。
全てはもちろん、最初に述べたように人の命を助けるためである、そう認識しておかなければいけません。

幅広く多岐にわたる救命医のキャリアパス

医師のキャリアパスはそれぞれであり、その中でも救命医のキャリアパスは非常に幅広いと言えそうです。
初期研修後に内科を選択した医師が、後に転科をして外科や救急科の門を叩くのは容易ではありません。
しかし、その逆は大いにあり得ます。
救命医は上で少し触れた初期診療技術も持ち合わせ、コミュニケーションを図ることも求められる仕事。
キャリアパスが幅広く多岐にわたるのも当然なのかもしれません。

経験を生かし、集中治療医となる救命医も多いでしょう。
外科分野を専門とする医師になる人も少なくありません。
在宅医療の分野に興味を持ち、そちら方面のキャリアを選択する医師もいます。
あまり多くはないかもしれませんが、独立し開業する道を辿る救命医も存在しています。
開業する際も救命も関連した医療機関を設けるケースもあれば、全く異なる分野で開業するケースもあります。
その他、行政の道へと進み社会貢献に尽力したり、研究者の道を選択する人も。
当然、留学する医師も出てくるでしょう。

救命医のキャリアパスは一様ではないため、医師転職の際は多くの医師のそれを参考にしてみるといいのではないでしょうか。
あるいは、転職後の状況によって少しずつキャリアについての考えを固めていくのもいいかもしれません。